おもしろい本があるところ

子どもたちから「おもしろい本、おしえて!」とよく聞かれるので、ちょっくらおすすめしてみます。

イーゲル号航海記

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イーゲル号航海記❶ 魚人の神官(偕成社

斉藤洋さんは、子どもに本を読ませる天才じゃないかと思います。

この本も、最初からおもしろくて、どんどん読めてしまいます

 

最初のところはこうです

学校は、毎日いくところじゃない。

ぼくはそう思っている。

それで、月曜日の朝、右にいけば学校、

左におれれば港(みなと)というわかれ道で、

ぼくは左を選んだ。

たぶん、そのとき、つまり、ぼくが左にいったとき、

ぼくの冒険がはじまったのだ。

どうです?もうおもしろそうでしょ?

 

主人公のカールは、このあと港の倉庫(そうこ)が並ぶところを抜けて、

立入禁止のおくの防波堤(ぼうはてい)で潜水艇(せんすいてい)をみつけました。

そのとき、背後(はいご)から2人の男が大声をあげながら走ってきました。

潜水艇の乗組員(のりくみいん)たちは、あわてて出航(しゅっこう)しはじめました。

カールは、思わず、潜水艇に飛び乗りました。

 

 

潜水艇の乗組員は、

ローゼンベルク博士、

フランクという大男、

大型犬のラインゴルド、

コックのハンス・ハンス。

そこにカールがくわわりました。

 

この潜水艇は、これからある海域にできる巨大な渦を観測に行きます。

ただ渦を観測するのではありません。

その渦の反対側にあるはずの渦を観測するのです。

 

ところが、潜水艇は、巨大な渦に巻き込まれ、

ぐるぐる もまれながら、やっと浮上できた場所は、異次元の空間でした。

そこは、巨大な岩のドームの中で、周りに、いくつかの洞窟がありました。

このあとカールたちは、洞窟のひとつを選んで入っていきます。

 

さぁ、ここからが本格的な冒険の始まりです。

ただし、ここで詳しいことを話すのはやめておきましょう。

ぜひ自分で読んでみてください。

 

イーゲル号航海記は、全部で3巻あります。

 

 

イーゲル号航海記〈1〉魚人の神官

イーゲル号航海記〈1〉魚人の神官

  • 作者:斉藤 洋
  • 発売日: 2007/11/01
  • メディア: 単行本
 

 

イーゲル号航海記〈2〉針路東、砂漠をこえろ!

イーゲル号航海記〈2〉針路東、砂漠をこえろ!

  • 作者:斉藤 洋
  • 発売日: 2008/12/01
  • メディア: 単行本
 

 

女王と一角獣の都

女王と一角獣の都

  • 作者:斉藤 洋
  • 発売日: 2011/01/08
  • メディア: 単行本