動物園(どうぶつえん)は好(す)きですか?
では、オカピという動物(どうぶつ)のことを知(し)っていますか?
オカピは、シカや馬(うま)に似(に)ています。
顔(かお)はロバに似(に)ていて、体(からだ)の一部(いちぶ)にしま模様(もよう)があります。
私(わたし)はほんものを見(み)たことがありません。
でも、「オカピ」というひびきは面白(おもしろ)くて、耳(みみ)に残(のこ)りますよね。
いつかほんものを見(み)てみたいです。
その時(とき)はきっと
「へぇ、これがオカピかぁ〜」
と言(い)うと思(おも)います。
そんなオカピが主人公(しゅじんこう)の物語(ものがたり)です。
ある夜(よる)、動物園(どうぶつえん)のオカピは
変(か)わった月(つき)が出(で)てることに気付(きづ)きます。
それは、半月(はんげつ)をさらに半分(はんぶん)にした、
四つ葉月(よつばづき)と呼(よ)ばれる不思議(ふしぎ)な月(つき)でした。
この珍(めずら)しい四つ葉月(よつばづき)の夜(よる)には、
動物(どうぶつ)たちの願(ねが)いがなんでもかなうのです。
そこでオカピは、
動物園中(どうぶつえんじゅう)の柵(さく)やおりの鍵(かぎ)を開(あ)けておいてください
と願(ねが)いました。
すると、本当(ほんとう)にその願(ねが)いが叶(かな)ったようで、
飼育員(しいくいん)さんは鍵(かぎ)を開(あ)けて行(い)ってしまいました。
オカピはずっと、
動物園(どうぶつえん)にいる他(ほか)の動物(どうぶつ)と会(あ)ってみたい
と思(おも)っていましたので、柵(さく)から出(で)て、
普段(ふだん)はお客(きゃく)さんたちが通(とお)る道(みち)を
てくてくと夜(よる)の散歩(さんぽ)に出(で)かけて行(い)きます。
そして、いろんな動物(どうぶつ)たちと会(あ)いますよ。
さて、他(ほか)の動物(どうぶつ)たちはどんな願(ねが)いを叶(かな)えたでしょう。
オカピと一緒(いっしょ)に
動物(どうぶつ)たちの話(はなし)に耳(みみ)を傾(かたむけ)けてみませんか?