ノラネコの研究
アフリカの草原やアマゾンのジャングルなどに行かなくても、
身近にいる動物ならば、動物の研究ができますよ。
動物が好きで、動物の研究をしてみたいなぁと思っている人は、
まず、この本を読んでみてください。
この本は、ネコ科の動物を専門に研究している伊澤雅子(いざわまさこ)さんが、
ノラネコのナオスケの一日を観察した内容が、時間を追って順々に書かれています。
ノラネコなので、ほんとうは名前がないのですが、
伊澤さんは、近所のノラネコたちに名前をつけて区別しているみたいです。
それぞれの特徴を「ネコカード」に書いて、観察するときは持ち歩きます。
この本を読むと、ネコの一日はずいぶんとのんびりしているなぁと感じます。
だけど、ネコの社会にもちゃんとルールがあって、
みんなルールを守ってくらしていることが分かります。
そして、身近にいる動物のことでも、知らないことが多いことにおどろきます。
ネコが好きな人も、その他の動物が好きという人も、
動物についてもっと知りたいと思っている人は、ぜひ読んでみてください。