おもしろい本があるところ

子どもたちから「おもしろい本、おしえて!」とよく聞かれるので、ちょっくらおすすめしてみます。

ピーターラビットのおはなし

f:id:yo_mite:20210313164249j:plain

ピーターラビットのおはなし(ピーターラビットの絵本、福音館書店

ピーターラビットのことを しらない人は いないでしょう。

たとえ おはなしは しらなくても、きっと どこかで みたことがある のではないですか?

 

さて、ピーターラビットといえば、

この あおくて、大きな きんボタン のついた うわぎの イメージですが、

じつは、ピーターったら、このすてきなうわぎを なくしたことがあるんですよ。

このおはなしは、そのときのおはなしです。

 

いたずらっ子のピーターは、おかあさんの いいつけを まもらずに、

マグレガーさんの はたけに はいりました。

さいしょは よかったんですけど、

とちゅうで、ばったり マグレガーさんに であってしまいます。

おひゃくしょうの マグレガーさんとしては、とうぜん、

だいじな はたけを うさぎに あらされたくはありません。

ピーターを つかまえようと おいかけます。

ピーターは ひっしで にげまわります。

なんてったって、ピーターのおとうさんは、

マグレガーさんの はたけに入って、つかまり

うさぎの パイに されてしまったのですから。

ピーターだって、つかまれば、きっと おなじことに なるでしょう。

そりゃもう、ひっしで、

いのちからがら、なんとか はたけから 出て、

もみの木の下の じぶんの いえまで もどってきました。

ほんとうに よかったです。

 

けれど、あの すてきな あおいうわぎも、くつも、

マグレガーさんの はたけに おいてきてしまいました。

 

いっぽう、マグレガーさんはというと、

ピーターのうわぎと くつを、なんと、かかしに きせたんですよ。

わたしは、あおいうわぎは、かかしよりも ピーターのほうが

ずっとずっと にあうとおもうんですけど。

かかしに きせられて、ほんとうに ざんねんです。

 

だけど、つぎのおはなしでは、

ピーターと いとこのベンジャミンが、

そのうわぎを かかしから とりかえしてくる おはなしです。

このおはなしは、2さつ つづけて よむと おもしろいですよ。