おもしろい本があるところ

子どもたちから「おもしろい本、おしえて!」とよく聞かれるので、ちょっくらおすすめしてみます。

おとこの子とおもっていた犬

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おとこの子とおもっていた犬(大日本図書、ゆかいなゆかいなおはなし)

「ゆかいなゆかいなおはなし」のシリーズは、

低学年の人たちのための おもしろいおはなし がそろっています。

どれも、とってもおもしろいので、

なにをよもうか とまよったら、このシリーズからえらぶといいでしょう。

 

そこで、きょうは、

このシリーズから『おとこの子とおもっていた犬』をしょうかいします。

 

ラルフは、ピーターという おとこの子が かっている犬ですが、

子犬のころからピーターとくらしていたので、

じぶんのことを にんげん とおもっています。

うしろ足で立って、にんげんみたいに あるきますし、

にんげんと同じテーブルで、いすにすわって しょくじをしたがります。

ただし、ナイフとフォークはうまくつかえないので、スプーンをつかいます。

ねるときは、2だんベッドでねます。

ピーターが下のだんで、ラルフが上のだんです。

 

かぞくは、なんとかして、

ラルフに「じぶんは犬だ」と気づかせようとしますが、むりでした。

そんなわけで、もう、しかたがないので、

ラルフもピーターといっしょに 学校へかよわせることにしました。

 

ラルフは、どうも学校だけは にがて だったようです。

同じところに長いじかん、じっとしていなくてはならないなんて、

犬のラルフには、つらいことでした。

それで、いやいや かよっていた学校ですが、

ラルフは、よみかきができるようになりました。

そのうえ せいせきも、ピーターより上でした。

 

そのことを きまりわるく おもったピーターは、

ラルフに、「おまえはほんとうは犬なんだよ」と かみに かいてわたします。

ラルフは、「それはほんとうか?」とおとうさん、おかあさんにたずねます。

もちろん、ラルフは犬ですから、ふたりとも「イエス」とこたえます。

するとラルフは とてもおちこんで、ソファの下から出てこなくなりました。

すっかり犬のようにふせています。

 

ピーターは、こんどはラルフを元気づけようと、あれこれします。

でも、なにをやってもダメでした。

さいごに、

「学校のみんながラルフをまっている」ことをつたえます。

 

すると、ラルフはソファから出てきました。

そして、おとうさんにたずねます。

「犬も、学校へ行かなきゃならないの?」

おとうさんのこたえは、「ノー」。

それをきくと、ラルフはすっかりげんきになりました。

学校へ行かなくてもいいなんて、

「犬って、サイコー」というわけでしょう。

 

ところで、

字のよみかきができるようになった犬のラルフが、

このあとどうなったかは、ごそうぞうにおまかせします。

 

 

おとこの子とおもっていた犬 (ゆかいなゆかいなおはなし)
 

 

 

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わにのはいた (ゆかいなゆかいなおはなし)
 

 

ちびっこ大せんしゅ (ゆかいなゆかいなおはなし)

ちびっこ大せんしゅ (ゆかいなゆかいなおはなし)

  • 作者:シド ホフ
  • 発売日: 2010/03/01
  • メディア: 単行本
 

 

りすのスージー (ゆかいなゆかいなおはなし)

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