おもしろい本があるところ

子どもたちから「おもしろい本、おしえて!」とよく聞かれるので、ちょっくらおすすめしてみます。

ルドルフとイッパイアッテナ

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ルドルフイッパイアッテナ(講談社

ねこのルドルフは、ひょんなことからトラックに乗って、遠くの町へやってきました。

飼い猫だったルドルフは、知らない町でのら猫としてやっていくしかありません。

その町で最初にあった猫が、イッパイアッテナです。

イッパイアッテナは、のら猫です。

 

「おれのなまえは、いっぱいあってな。」

と、その猫は言いました。

のら猫は、行く先々でいろいろに呼ばれます。

だから、名前がいっぱいあるのです。


けれどルドルフは、そのまんま、

名前が「イッパイアッテナ」なのだと、かんちがいしてしまいます。

それ以来、ルドルフは、その猫のことを「イッパイアッテナ」と呼びます。


その後イッパイアッテナは、ルドルフをかわいがり、

のら猫としての生き方を教えてくれます。

それだけではありません。

イッパイアッテナは、とても教養のあるねこで、

なんと、文字を読んだり書いたりできるのです。

それでルドルフは、自分にも文字を教えてくれとたのみます。

イッパイアッテナは、とても上手に文字を教えます。

ルドルフも、毎日、毎日がんばり、すこしずつ文字が読めるようになります。


そしてあるとき、文字を読むことのできる二ひきは、

ルドルフが以前暮らしていた町の名前を知ることができます。

それで今度は、どうやったら帰れるかいっしょうけんめい考えます。

そして、ようやくいい方法が見つかりました。

果たして、ルドルフは、

自分の町へ帰り、大好きな飼い主とまた再会することができるのでしょうか。

 

とんとんと話が進んで、読みやすくてとてもおもしろい本です。

気になる人は、ぜひ読んでみてください。

ルドルフの本は、ぜんぶで5つです。

 

 

ルドルフとイッパイアッテナ

ルドルフとイッパイアッテナ

  • 作者:斉藤 洋
  • 発売日: 1987/05/20
  • メディア: 単行本
 

 

 

ルドルフ ともだち ひとりだち (児童文学創作シリーズ)

ルドルフ ともだち ひとりだち (児童文学創作シリーズ)

  • 作者:斉藤 洋
  • 発売日: 1988/06/13
  • メディア: 単行本
 

 

 

ルドルフといくねこ くるねこ (児童文学創作シリーズ)

ルドルフといくねこ くるねこ (児童文学創作シリーズ)

  • 作者:斉藤 洋
  • 発売日: 2002/02/27
  • メディア: 単行本
 

 

 

ルドルフとスノーホワイト (児童文学創作シリーズ)

ルドルフとスノーホワイト (児童文学創作シリーズ)

  • 作者:斉藤 洋
  • 発売日: 2012/11/22
  • メディア: 単行本