けしつぶクッキー
みじかい おはなしが いくつか はいっている本は いいですよ。
ちょっとのじかんで よんで おもしろいです。
ねる前にちょっととか、朝の会の前にちょっととか。
この本には、そんな みじかいおはなしが 8こも 入っています。
男の子のアンドルーシクのおはなしが 3こ、
女の子のエルミンカのおはなしが 3こ、
それから さいごの方の2こ では、
アンドルーシクとエルミンカの 2人ともが 出てきます。
アンドルーシクみたいに 小さい男の子は だいたい、
言いつけを まもろう という きもちは いつも あるのですが、
ほかのことに むちゅうになって、そのことを わすれてしまう ものです。
だから カチューシカおばさんの 言いつけは、
いつだって まもるつもりで、とても いい へんじが できるんですよ。
だけど、やっぱり いつも うまくいきません。
たとえば、小川のそばへピクニックに行ったときも、
カチューシカおばさんが いずみに のみ水を くみに 行っているあいだ、
おべんとうのかごを みはっておくよう たのまれたとき、
アンドルーシクはもう、小川に はいることを かんがえていました。
そして、そうしました。
すると ハクチョウがやってきて、
おべんとうのかごを クチバシでつかみあげ、
川にうかべて もって行こうとします。
アンドルーシクは大あわてです。
こんなふうにいつも、アンドルーシクが なにかにむ ちゅうになっていると、
たいへんなことになるのですが、
さいごは カチューシカおばさんが なんとかする というぐあいです。
このときは、おばさんの こうもりがさが やくにたち、
ぶじに おべんとうのかごを とりもどしました。
ピクニックに行って、おべんとうが なかったら たまらないですよね。
どのおはなしも とってもおもしろいです。
さいご、アンドルーシクとエルミンカと、
どうぶつたちも いっしょに おちゃのじかんを たのしみますよ。
ぜひ、さいごの おはなしまで ぜんぶ よんでみてくださいね。
